Trauma in Japan

「雨の中道端で倒れている女性。意識がない。橈骨触れない。」

意識レベルは3桁、やや不穏。

自発呼吸はある。促迫はしていない。

なんか浅いなと思うが言語化しなかった。

色が悪い。冷たい。

サチュレーションが取れない。

橈骨触れない。

 

エアウェイは医師に任せて、ラインをとる。

ショックであることは分かっていたので、すぐ2ライン入れる。

胸部レントゲンで多発肋骨骨折と血気胸

Obstructive shock -> Lt side Chest tubeの運びとなる。

だが、呼吸状態が悪いので、挿管後すぐという運び。

挿管の介助にはスムーズにつける

が、何センチで止めたとかが曖昧だった。

固定はトーマスホルダーが断然楽。

 

どんなに輸液しても血圧が上がらないので、

左内頸静脈に14ゲージのサーフローを入れるという荒技。

輸液をポンピングしながら、ノルアド開始。

時間20mlという High dose

クロスを採取しないと、緊急度1の血液も遅れる。

もっと早くにとるべきだった。最初、ツールートとった時にでも。

保存血も取ることど忘れ。(結局取れずじまい)

 

 

CTにて、ノルアドラインが、折れていることに気づく。

ラインがうまく落ちているかどうか、普段ならもっと気にするのだが。

結局、下のラインは固まってしまっていた。

ライン管理がまだまだ下手。

 

戻って輸血開始。

骨盤骨折が疑われ、大量に輸血が必要との判断。

胸腔ドレーン、挿管チューブ、胃管ともに入り過ぎで少し抜く。

ホットラインは組んでもらったが、もう一度復習

 

大量輸血プロトコルは、次々と実施し、輸血袋に番号と時間を書いておき、

捨てずにいれば、記録が楽。

生食についても同じか。もう少し、しっかり追えればよかった。

あとは、呼吸器の設定と観察。

自発がどこでなくなったか。

 

胸腔ドレナージの介助は要復習。

平行交換の仕方。

色々復習できた。手を動かしながら考える、行動する力が

落ちているのと、体力と集中力が続かない自分がいて愕然とした。